こんにちは。10月の列車です。
私が写真を撮り始めた2003年。手に入れたばかりのカメラを携えて、西武池袋線の入間川鉄橋や小手指に写真を撮りに行っていたようです。まだ新旧101系が池袋線の主力として奮闘していた時代、構図も何もへったくれもない写真ではありますが、当時を懐かしんで頂ければと思います。それでは、どうぞ!
2003年の西武池袋線に、タイムトリップ!
まずは、2003年8月のくそ暑い日に、西武池袋線仏子~元加治間の入間川鉄橋に出掛けて写真を撮っていました。そこで見られたのは、こんな電車たちでした。
新旧101系
あの可愛いお顔の初期型101系、急行池袋行きです。確かこの頃まで残っていた197Fか193Fだったかと思います。この頃は既に昼間も優等電車は10両編成になっていたので、飯能側から2連+4連+4連という編成が101系では定番でした。
前パンが凛々しい新101系2両編成を先頭にした、急行飯能行きです。後ろにも新101系の顔が見えますね。この編成を後ろから写したのが下の写真です。
ふつうに新101系なのですが、ドアのわきに白いシールのようなものが見えますね。これは秩父鉄道への直通対応を示すもので、1~4を表記した編成と5~8号車を表記した編成を常にペアで運用していました。4号車と5号車の間は、電気連結器が違う仕様になっており、白く塗られていました。
秩父鉄道直通対応していたのは227F~237Fの6本で、それ以前は239Fと241Fも対応していました。5~8号車ポジションとなる229F、233F、237F、241Fはつり革が茶色くて、「白いつり革の車両は○○行き、茶色いつり革の車両は××行き」という風に分割案内に利用されていました。
この中で今も唯一西武に残るのは241Fですが、白いつり革に変えられてしまったのが残念です。
6000系、9000系
今も変わらず池袋線で活躍している6000系のアルミ車ですが、2003年当時はこんな姿でした。
戸袋窓も残っていますし、お顔も銀色のままです。副都心線直通の改造がされ、白いお顔になるのはもう少し先のことです。
急行飯能行き。新2000系かなぁと思う方が多そうですが、実はこれ9000系なんです。わかりにくいですが電気連結器がついていませんからね。この頃はまだ、製造当時の抵抗制御(もちろん、101系の廃車発生品利用ですよ!)のままで、前面に車番も書かれていません。でも製造当時から今に至るまで、前面の手すり類は黒く塗られているので、もしよろしければ多摩湖線で確かめてみて下さい。
折返しの急行池袋行きです。今も多摩湖線で活躍している編成かな? 詳しい方でもこんな写真ではわかりませんね(笑
営団地下鉄7000系、07系
東京メトロ?いいえ。2003年現在はまだ「営団地下鉄」だったんですよ。営団有楽町線との相互乗り入れに伴い、日中30分おきに飯能発の快速新木場行きが走るダイヤだったので、割とこの場所でも営団車をよく見ることが出来ました。今やコロナの影響で、昼間は小手指までしか乗り入れて来なくなるなんて…。
営団マークも凛々しく駆け抜ける7000系、7130Fです。8両編成にされて割と最後の方まで活躍した編成でしたね。
曇り空の下やってきた07系です!今は東西線に転属していますが、そんな未来になるなんて想像もしませんでした。ドアの間隔が特殊という事で、副都心線建設当時のホームドアには対応できなかったことによる転属でしたが、やがてワイドタイプのホームドアが東西線に設置されて救われましたね。
小手指車両基地の脇で
12月の寒い日、小手指の車庫をウォッチングに来たのだと思いますが、その際にやってきた上り電車を3枚とらえていました。
初期型101系の急行池袋行きです。種別板を下げている姿が凛々しいですね。車庫を覗けばこちらにも新101系が待機し、21世紀とは思えない3ドア車天国が広がっているかのように感じられます。
営団7000系の7102Fによる快速新木場行きです。前面のLEDは「快速」以外の部分はオレンジ色で表示されているのですが、写真に写すとこのように全て緑色に写ってしまう場合がありました。
6000系6153Fの急行池袋行きです。車両自体は生きていても、お顔が銀色、行き先が幕、戸袋窓も健在、そして車庫に秩父鉄道直通対応の新101系がいる、など 隔世の感のある写真になってしまいました。
今日はここまで!
いかがだったでしょうか。
3ドア車両も、幕式の行先表示も、営団地下鉄のSマークも、当たり前だった2003年の西武池袋線の姿をお届けしました。今や複数の駅にホームドアが設置され、あの頃には戻れないんだなぁと少し悲しくもありますが、今の2022年の黄色い電車たちの姿もきっと貴重になります。若い皆さん、私より写真上手な方ばかりだと思いますので、2000系や新101系をいっぱい撮ってあげて下さい。
最後までご覧くださり、ありがとうございました。