2006年のJR東海静岡支社管内はこんな電車だった!113系、115系、123系

この記事は約4分で読めます。

こんにちは。10月の列車です。

2006年の私は、大学生でお金がないながらも、青春18きっぷなどを活用して時には遠くまで出かけていたようです。そこで今回は関東地方を離れて、JR東海 静岡支社管内の東海道本線、御殿場線、身延線に残っていた、113系、115系、123系といった国鉄形車両をご覧にいれようと思います。伝統の湘南色を身にまとい、東海道を闊歩する堂々とした姿をどうぞご覧ください。

広告です

2006年のJR東海静岡支社に、タイムトリップ!

東海道本線 113系

これぞ東海道本線だ!湘南電車だ!という感じで、見ると安心する方も多いのではないでしょうか。JR東日本管内の東海道本線113系は11両や15両という長編成でしたが、JR東海では4両や3両という短い編成を基本に、ラッシュ時は2本連結して走っていました。これは多分沼津駅です。

吉原駅で、豊橋行きとして下り方面に出ていく113系です。右のほうに岳南電車が見えますね。この頃はまだ岳南電車も貨物輸送をしていた気がします。

吉原駅に入ってくる、上り熱海行きの113系です。これに乗って沼津まで行ったみたいです。

沼津にて、夕陽を浴びて凛々しい姿の113系。車掌さんが交替しています。

JR東海の113系はたしかロングシート車は無く、どれもセミクロスシートだったように記憶しています。もちろん和式ながらトイレもあり。この数年後にはクロスシートもトイレも無い211系が多数派を占めることになり、青春18きっぱーはともかく地元の利用者にはどう映ったのでしょうか。

新鋭E231系にライトを反射させて、三島駅に入ってくる113系熱海行きです。この組み合わせも過去のものですが、E231系やE233系の沼津乗り入れは今でも続いていますね。

夜の三島駅に停まる、静岡行きの下り113系です。JR東海車両は床下機器や台車がグレーで塗装されていたこともあり、このような暗い写真でも浮かび上がって見えますね。

御殿場線 115系

ごめんなさい!115系の写真は2枚しかなかったです。これは国府津駅ですね。

ところで皆さんは、正面(先頭)から見て115系と113系を見分ける方法はご存知ですか? そうです、テールライト付近の緑色の塗り方の違いです。115系は四角く直角に、113系は斜めに三角形に塗られています。また、ヘッドライト横の警笛の形も違います。上の113系の画像と比較してみてください。

こちらは沼津駅で発車を待つ御殿場行きの115系です。製造時に「冷房準備車」として集中クーラーの搭載準備をしていたにもかかわらず、東海さんは無視して自社型の分散クーラーを2基搭載したという、奇妙な車両になっています(^^;)

身延線 123系

さぁ皆さんお待たせしました!世にも奇妙な電車123系の登場です。元は荷物電車だったのを改造してむりやり旅客用電車に改造し、1両編成の身軽さでフリークエントサービス拡大に貢献したものです。JR東海と西日本と東日本に引き継がれて、西日本がいちばん多かったかな。JR東海の車両は、身延線の富士~西富士宮間を中心に区間運転に用いられていました。

パンタグラフ側の前面です。この車両は非貫通型ですが、中には貫通型に再改造された車両もあったような気がします。もう改造だらけで何が何やら、ですね。

車番です。元々40番台だったものを、ワンマン化改造で5040番台になったんだったかな?違っていたらごめんなさい。

見て下さいこの銘板の数々!まさに改造履歴書のようですね。今どきの車両だとこういうのはステッカーになってしまうのも時代の流れでしょうか…。

車内はどうだったかというと、113系や115系とはうってかわって、ロングシート。この身延線向け車両はドアが車体の両端に寄っていたため、まさにロングなシートになっていました。

以上になります!

いかがだったでしょうか。

新鋭313系がまさに進出してきて置き換えられそうなタイミングで、これらの国鉄形車両を写真に残せて本当によかったと思っています。今の車両には今の車両の良さが、昔の車両には昔の車両の良さがありますよね。JR東海さんは車両にあまり大きな改造を施さないでそのまま使う傾向があるようで、123系のような異色の経歴車両なんてのはもう今後は出て来ないんだろうな、とは思います。新車で造りなおした方が早いですからね。

最後までご覧くださり、ありがとうございました。

タイトルとURLをコピーしました