2006年9月 伊豆箱根鉄道駿豆線の元西武車 1100系に乗車した!

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こんにちは。10月の列車です。

西武グループでもあり、以前から元西武鉄道の譲渡車両が活躍している、伊豆箱根鉄道の駿豆(すんず)線。2024年現在は、元西武新101系車両である1300系が2本活躍していますが、今回紹介するのは2006年の駿豆線。元西武701系車両であった、1100系電車に修善寺駅から三島まで乗車していました。そのときの様子を写真たちとともに振り返ってみたいと思います。

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2006年の伊豆箱根鉄道駿豆線に、タイムトリップ!

修善寺駅もまだ古い駅舎だった

伊豆箱根鉄道オリジナル車両の3000系に乗って修善寺駅に到着すると、入れ替わりに向かいのホームから、お目当ての1100系が発車する所でした。さすがに慌ただしいので、別の編成の到着を待つことにしました。となりの185系踊り子号も懐かしいですね。

今はおしゃれな駅舎に変貌を遂げている修善寺駅ですが、2006年はこのような駅舎でした。これでも結構モダンなデザインではあったと思います。

修善寺駅前にとまっていた東海バスの車両たちです。バスには詳しくありませんが、今はすっかり見掛けない車体デザインの懐かしいバスたちです。

1100系が修善寺駅に到着するところを、駅近くの踏切から撮影して、駅に向かいました。

1100系車内にも懐かしいものが

それでは1100系に乗り込みます。今でも大好きな西武701系であった1100系。懐かしさがこみ上げてきます。

西武鉄道時代とそんなに大きく変わっていない、ココアブラウンの壁紙の落ち着いた色合いの車内です。小学生の頃、スイミングスクール帰りの私がどこかに乗っているかのようです。

運転室後ろ部分は伊豆箱根鉄道にて改造を行った際、機器を設置する関係で元々あった座席が撤去され、車いすスペースとして扱われていました。

おにぎり型のつり革!実は西武鉄道では昭和後期、電車のつり革がおにぎり型だった時期があったようです。私は丸型しか記憶にないんですが、ご存じの方はいらっしゃいますか?

三島駅まで1100系に乗車

発車間際、となりのホームにも1100系が入線!3本しか在籍しない1100系が2本並んだ光景に出会えるとは~!思わず飛び降りて撮影してしまいましたが、ちゃんと置いていかれることなく右側の編成に乗って出発しました(笑)

マスコンハンドルは、西武鉄道の吊り掛け駆動の在来車たちとよく似た真鍮製のクラシカルな逸品!西武101系以降の銀色に光るものも好きですが、この渋さがかっこいいです。

伊豆箱根鉄道の社章。「モハ」表記と車番数字の位置関係は西武時代とは変わっていました。

後ろ髪をひかれながら、三島駅から東海道本線で帰路につきました。

以上になります!

いかがだったでしょうか。

元西武鉄道701系を改造した、伊豆箱根鉄道駿豆線の1100系電車に乗車した時の写真をお届けしました。駿豆線の電車は3両編成ですが、西武701系4両編成から伊豆箱根1100系への改造は所沢工場ではなく、伊豆箱根鉄道の大場(だいば)工場で行われたそうです。パンタ無しモハの機器をクハに移植する大改造。運転台部分を切り貼り出来ればそのほうが簡単なようにも感じられます。

地方私鉄に好評で、各地に散らばっていた元西武701系も次々に引退。最後の牙城となった三岐鉄道三岐線も、ついにJR東海から譲渡の211系にて置き換わることになりました。昭和中期に西武鉄道の近代化に貢献した701系。その残党を確実な記憶にすべく、私もまた三岐鉄道へ出向きたいと思います。

最後までご覧下さり、ありがとうございました。

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