2008年北海道旅その1 夜行客車急行はまなす号で青森から札幌へ渡った!

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こんにちは。10月の列車です。

2008年9月、私はJR東日本とJR北海道で発売されている普通列車乗り放題きっぷ「北海道&東日本パス」を使い、東京から鉄道だけで北海道を目指す旅をしました。JR東日本とJR北海道、その他一部鉄道会社の路線の普通列車が5日間乗り放題というものでしたが(今はルールも少し変わり7日間有効なのですね)、それを4日分活用しました。青函トンネルをくぐる際、同区間にはすでに普通列車は走っていなかったですが、当時は夜行列車の客車急行「はまなす」号の自由席車両に限って、北海道&東日本パスだけでの乗車が可能だったのです。

北海道旅行の写真は6回シリーズでお送りします。第1回目は、夜行客車急行「はまなす」号で青森から青函トンネルを通り、札幌へ向かいます。なお、東京出発から青森までの行程は、2024年の今とあまり車両の変化が大きくないので、別の機会に回させていただきます。

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急行はまなす号の客車に乗り込もう!

青森駅の時刻表にしっかり記されている「急行はまなす 札幌行き」。青森始発で函館駅を経由し、札幌行きの列車でした。「夜行列車」「客車列車」「(JRの)急行列車」この3要素いずれも今はすっかりレアな存在になってしまいましたね……。

急行はまなす号の一本前に発車していく、津軽線蟹田行きの普通列車です。この色のキハ40も今はありませんよね?

自由席の座席を確保すべく、21時頃から4番線の急行はまなす自由席乗車位置の先頭で座り込んで待っていましたが、ようやくヘッドライトが見えました。入換用のディーゼル機関車に牽かれて、急行はまなす号の客車が入ってきます。

青い車体の14系客車です。14系客車には座席車と寝台車両方あり、急行はまなす号は両方連結した編成でした。自由席以外の座席車両は「ドリームカー」などと呼ばれ、今の夜行高速バスのようないい座席だったように記憶しています。

「急行はまなす 札幌行き」の行き先表示です。前時代的かもしれませんが、やっぱり幕っていいですね。

奥のE751系はこの頃まだ6両編成で、青函トンネルを通らない八戸~青森間の特急「スーパー白鳥」に使われていたように記憶しています。そして手前の485系3000番台を見ると、なんと「いなほ」を表示しています。2008年当時は特急「いなほ」は青森駅まで来ていたんですね。

確かこの頃の急行はまなす号の客車は7両編成で、函館側の1号車と2号車が寝台車で、3号車と7号車が自由席車両だったように記憶しています。私は3号車に席を取りましたが、後ろの7号車側まで来て写真を撮っておきました。ああ、私はJR線上で14系客車に乗ったのですね。まさか今は東武鉄道の「SL大樹」で乗れるようになるなんて。

発車して青函トンネルの頃までは起きていましたが、それ以降はあまり記憶がなく、いつしか函館駅でスイッチバックして座席の後ろ向きに走っていました。噴火湾かな? とてもきれいな朝のマジックアワーを見ました。

札幌駅に到着しました。寝台車の1号車側からも写真を撮っておきましたが、今思えば機関車のほうも撮っておくべきでした。残念。

小樽から先の函館本線山線区間へ向かう、キハ150形と並びました。北海道の車両との並びを見て、はじめての北海道に期待が膨らみました。

その2へと続きます!

いかがだったでしょうか。

本文中でも書きましたが、客車列車も急行列車もJRからはもうほぼなくなったも同然で、夜行列車もかなり限定的にしか運行されなくなった昨今。夜行客車急行「はまなす」号に乗れたのは本当に貴重な経験でした。学生の頃で夏休みのアルバイトも落ち着き、元気のあるうちに思い切って北海道を目指してよかったと、当時決断した私をほめたいと思います(笑

最後までご覧下さり、ありがとうございました。その2へと続きますので、お楽しみに!

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